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デシャバリの会〜まちづくりとつながりの場

福島県福島市の街を盛り上げようと集まった、
「福島市デシャバリの会」のブログです。
いろんなところで頑張っている人同士横のつながりを持って、
交流しながら楽しくまちづくりについて語っていきます。
いろんな職種、いろんな考えを持った人の集まりです。
その熱い夢と想い、そして福島市の情報を発信していきます。
一台のバスと建築士の想いが、地域を変える
「福島市市民活動サポートセンター」の講座で、
蓬莱まちづくりコミュニティ「ぜぇね」代表
小林 悦子さんのお話を伺ってきました 



福島市蓬莱地区はいわゆる「郊外型ニュータウン」で、
70年代に造成されました。
全国各地の郊外型ニュータウンがそうであるように、
蓬莱地区も高齢化・少子化・人口減少が進んでいます。

坂道が多いこと、
地区内に高校がなく、通学が大変なこと、
様々な理由で転出者が多く、
空き家が目立つようになりました。

小林さんは建築士
最初空き家の有効活用ということで、
空き家をリフォームし、安く提供して若い世代に住んでもらおうという
事業から入りました。

小林さんが見た空き家の状況は、すごいものでした。
空き家なのかどうかがわからない、放置された家。
住んでいるのか、空き家なのか、売りたいのか、
洗濯物がそのまま干してあるような家もあったそうです

この事業は結局街を活性化するには至らず、
次の策を考えることになりました。
そこで持ち上がってきたのが、
ショッピングセンターをどうするかという問題です。

蓬莱地区の中心に、“いちい”というスーパーを中心とした
ショッピングセンターがあります。
かつてはいくつものテナントが入り賑わっていたのですが、
老朽化が進み、建て直すか、
撤退するかという話が持ち上がったのです。

地域・行政・大学、そして小林さんたちで研究会を立上げ、
話し合いを重ねてきました。
その結果ショッピングセンターを建て直すことになりましたが、
駐車場に新しい建物を建て、その後駐車場を整備するために、
1年間駐車場がないということがわかったのです

ショッピングセンター新築で、
別の地区内のスーパーが撤退すると決めたこともわかりました。

失敗できない。
しかし、新築後1年間、駐車場がない。
客離れが進まないだろうか。
地区は坂道が多く、お年よりも多い。

そんな悩みの中、小林さんが考えたのが、
「蓬莱に、バスを走らせよう」ということでした。
それが、「コミュニティバス くるくる」だったのです(続く)
| desyabari | 福島市内各地のまちづくり | 16:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
一台のバスと建築士の想いが、地域を変える
 こうして「コミュニティバス くるくる」のプロジェクトが始まりました

しかし、ここでふと疑問に思うことがあります。
小林さんは建築士。
最初空き家をリフォームしての住居提政策から関わったものの、
それが潰えた時点で、仕事とは離れたものになったはずです。
しかも、蓬莱地区の住民でもない。
それがなぜ、ここまで地域のために尽力するのか
とても不思議でした。

小林さんは語ります。
「行政の担当者は2・3年で異動し、
 経緯を把握する方が少なくなってしまいます。

 これほど複雑な問題を抱える地域と
 ショッピングセンターの経緯を理解し、
 継続できるのは自分だと感じたからです。」




郊外ニュータウンの抱える問題は、深刻さを増してきています。
新規移住世帯の減少、
一人・二人世帯の増加、高齢化、
それに伴う引きこもりや孤独死、
買い物難民の増加、
そんな日本社会の縮図のような様々な問題が、
小林さんの目の前に、現実として表出してきました

そんな中、
「くるくるバスを、ただのバスにしたくはない。
 問題を抱える地域のコミュニティ機能を補う、
 そんなバスにしたい
小林さんは、そんな想いを強くしていました。



くるくるバスはショッピングセンターが発着点です。
そのため、「ショッピングセンターにお金を出させればよい」
という意見もありました。

しかし、上記の考えを持った小林さんには、
その意見は受け入れられないものでした。

さらに、バスの料金についても信念を持っていました。
「受益者負担って言うけれど、受益者って誰なんだろう
 受益者はバスを利用する人だけでも、
 ショッピングセンターだけでもない。
 地域全体が受益者なのではないか

そして、「コミュニティバス くるくる」は、
“無料”になったのです

そしてこの“無料”が様々な難題を生み、
私たちに深く考えるきっかけを与え、
小林さんのより一層の努力と献身を際立たせるのでした(続く)
| desyabari | 福島市内各地のまちづくり | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
一台のバスと建築士の想いが、地域を変える
 “無料”で始まったくるくるバス

写真でわかるように、その費用はほとんどが寄付で賄われています。
行政の援助も受けようとしましたが、「無料のものに、補助はできない」
と断られてしまいました

また、補助を受けると「路線バス」になってしまい、
くるくるバスの特徴である「○○さん宅前」という運行ができなくなってしまうそうです。
コミュニティ機能を目指すくるくるバスにはそれを選択することはできません。


そうして運行が決まりましたが、それと同時に寄付集めの戦いも始まりました。
ショッピングセンターをはじめ地元企業と地域を回る。
1ヶ月53万円かかる費用を、何としても捻出したい。
建築士としての収入も、ほとんどくるくるバスに費やしました。

蓬莱地区を見てきて、感じてきた現実。
ひきこもりがちなお年寄りが、外に出るきっかけにしたい。
コミュニティが衰退している地域に、その機能を再生させたい。
その想いが、小林さんを支えていました

そして、運行から1年半が経過した現在。
感謝の言葉が、地域の方々から聞こえてきます


いろいろなスペースに置かれている、カエル


これは募金箱で、福島の街なかにも設置されています。
「お金ケロケロ」「無事にカエル」の二つの意味が込められています


今年度は国の「地域の元気再生事業」に認定され、
バスの発着所にある待合室が、
新たに「コミュニティスペース」として整備されました

基本的に土日は運休なのですが、
その間待合室が閉まっているのは理念に合わない!
ということで整備されたスペース。

現在は福島大学の学生がボランティアとして入り、
読み聞かせや編み物、昔の遊びなどを教室を開催しています。
バスを待っている人の交流の場から世代間交流の場へ、
また子どもの居場所、地域サークルの場、ボランティアの集いの場など、
いろんな機能を持つスペースとして、成長しています



環境面を配慮してバイオディーゼル車を目指し廃油の回収、
他のNPOと連携しての古着の回収、
コミュニティスペースをアンテナショップとしたり、
バスを使っての地域間交流事業(他市町村や中心市街地など)、
どんどんアイデアが広がっています


運行から1年半、地域全体の協力を未だに得ることができず、
話し合いだけで進まないことも多々ある中、
「継続すること」を目標に、小林さんたちは“走って”います。
現在、バスの利用者は一日平均75人。
多い時は120人以上が利用します。

コミュニティスペースを開設したことでさらに感じる、
地域の様々な問題。
認知症のお年寄り、
元気だったのに転んで自信を失い、
外に出なくなって弱ってしまい、亡くなってしまった方。
地域内の所得格差。


そんな現状の中、小林さんは語ります。
「まちづくりは時間がかかります。
 いろんな人の現実や想いが積み重なり、
 思うように進まないのが現状です。

 しかし、ここでバスを止めるわけには行きません。
 バスを通して表れてきた問題を一つ一つ解決し、
 前に進んで行くしかありません。

 先が見通せない状況ですが、
 活動を継続させて、やり続けたいと思います。」


そんな小林さんとNPOほうらいさんを、デシャバリの会は応援しています
つながりと輪を広げていきます。

以下、みなさまへのお願いです。
くるくるバスの、パートナーになってください

→地域と人と共に生きるパートナーとして、
 この循環バスの必要性をご理解いただき、
広告掲載の形でご支援いただきますようお願い申し上げます。

◇バス車体外側片側面広告・・・6ヶ月300,000円 12ヶ月600,000円

◇バス車体外側背面広告  ・・・6ヶ月480,000円 12ヶ月960,000円

◇側面窓枠広告        ・・・6ヶ月18,000円  12ヶ月36,000円

◇背面窓枠広告        ・・・6ヶ月30,000円  12ヶ月60,000円

◇運転席裏案内板広告   ・・・6ヶ月60,000円  12ヶ月120,000円

◇座席シートカバー広告   ・・・6ヶ月6,000円   12ヶ月12,000円

□2ヶ月応援し隊員      ・・・2,000円

□6ヶ月応援し隊員      ・・・5,500円

※お問合せ NPOほうらい 福島市蓬莱町2−2−1
         蓬莱ショッピングセンター内(南側)
         TEL・FAX 024−548−3103
         E−mail hourai-s.c@eagle.ocn.ne.jp

みなさまのご協力を、お願いいたします
| desyabari | 福島市内各地のまちづくり | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
建築士の想いが蓬莱団地コミュニティサロンへ〜“ぽっと”
 先日「蓬莱団地コミュニティサロン ぽっと」にお邪魔してきました

以前ご紹介した「くるくるバス」の発着所にある待合室。
運行が休みの土日には、
(普段もそうなのですが)そこがコミュニティスペースに変わります。

アポなしで訪問したところ、多くの方で賑わっていました



お聞きしたところ、土日は福島大学の学生が、
ボランティアでいろんな教室を開催しているそうです

ちょうど「NPOほうらい」のお二人にお話を聞くことができました
お二人は語ります。




「土日運休のくるくるバスですが、
せっかく毎日の乗り降りで知りあった方のスペースも休みでは、
もったいないですよね。
そこで、ショッピングセンター内という強みを活かして、
コミュニティスペースとして利用することにしました」


場所はショッピングセンターの南側にあります。
左奥にくるくるバスが止まっているのがわかりますか



取材している間にも、地域の方々が次々にいらっしゃいます。
“現代の寄り合い所”なんですね





「昔は開放的で、近所の方がよく行き来していましたが、
今そのようなお宅はないですよね。
本当はつながりたい人がたくさんいるのに、
そういった環境ではつながれない。
今はこういったスペースが、必要なんだと思います」


スペースの前には、くるくるバスが待機しています。



バスには、その考えに賛同する企業の広告が
こういった多くの企業が、くるくるバスの運行を支えています。






ちょっとスペースの中を覗いてみると、こんな感じです。
地域の情報やバスの運行情報が掲示されています。






入り口にはこんなものも^^
他のNPOと連携して古着をリサイクル、
将来的にはバザーなどを開催してくるくるバスの費用にあてる計画です。







コミュニティスペースには地域のいろんな情報が集まってき始め、
地域活性化の一翼を担うようになっています

また、ボランティアに来る福島大学の学生にも、
変化が見られるようになってきました。

「最初“自分から何かをする”というのができない学生さんばかりでした。
でも、続けていくうちに“こうしたらいいんじゃないか”とか、
自分で先に行動してみたりとか、
目に見えて学生さんたちの意識が変わってきました。
そんな成長を見守るのも楽しみの一つです」


一台のバスからコミュニティスペース、地域のつながりづくり、
学生さんたちの実践の場、リサイクル、そして地域活性化へと、
一人の建築士の想いが一歩一歩進んでいます。

今までも、そしてこれからも多難な道のりですが、
ずっとずっと継続して、街を活性化してほしい、
そう思ってしまいます

今後デシャバリの会はNPOほうらいさんとお話しの場を設け、
くるくるバスの今後・くるくるバスと中心市街地との結び付きなどを
考えて行きたいと思っています
| desyabari | 福島市内各地のまちづくり | 22:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
【地域循環バスからはじめる まちづくりシンポジウム】のご案内
 12月6日(日)、蓬莱学習センター分館で
【地域循環バスからはじめる まちづくりシンポジウム】
が開催されます


このブログでも何度か掲載させていただいた、
「NPOほうらい」さんの主催です


「くるくるバス」を基にしたまちづくり、
また新たな挑戦への第一歩です

以下、ご案内です。



蓬莱地区で、全国でも例のない無料コミュニティ循環バスを走らせ、
1年半が経過いたしました。


最近、郊外型住宅団地の人口減少、
買い物難民という言葉を耳にします。


地元の人が地元で買い物をし、商店を守る。
そのことが結果として自分たちの生活を守る。


その原動力になる交通の便の確保は、
まちづくりの原点であり大きな課題になっています。


買い物・通院・サークル活動の足として走る循環バス!


通勤・通学にも便利で、
高齢者だけでなく若い世帯の定住にも繋がるバスを!


そんな思いで蓬莱地域を1年半走り続けた『くるくるバス』ですが、
地域の自主運行バスの役割と可能性を証明する分岐点と感じております。


これからの『まちづくり』を考えるシンポジウムに、
ぜひご参加ください


NPO
ほうらい バス運営担当 小林 悦子



◇日 時:平成21年12月6日(日) 13:30〜16:00(13:00受付開始)


◇場 所:蓬莱学習センター分館 大ホール
      福島市蓬莱町4丁目1番2号 024−549-1821


◇参加費:無料


◇第1部:事例紹介(基調講演)

●長野県上田市豊殿地区循環バス運営委員会
  委員長 神林 芳久氏

●長野県上田市都市建設部 
  地域交通政策課 主任 羽毛田 裕介氏


◇第2部:循環バスくるくるの概要・パネルディスカッション

●パネラー

・国土交通省 東北地方整備局 福島河川国道事務所
 所長 池田 正晃氏

・川俣町公共交通計画検討委員会
 委員長 佐藤 昇司氏

・葛尾村いきいき交流促進協議会
 会長 中村 健彦氏

・蓬莱団地住民代表 遠藤 宮子氏

・NPOほうらい バス部門担当 小林 悦子氏

●アドバイザー

・長野県上田市豊殿地区循環バス運営委員会
 委員長 神林 芳久氏

・長野県上田市都市建設部
 地域交通政策課 主任 羽毛田 裕介氏

●コーディネーター

・福島大学 人文社会学群 
 行政政策学類 准教授 今西 一男氏


う〜ん、何だか面白そうですね

当日は「くるくるバス」が通常通り運行しているので、
実際に乗車することもできます

ぜひぜひお越しください

| desyabari | 福島市内各地のまちづくり | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
【コミュニティデザインミーティング】&【FOR座REST】
 3月6日(土)、二つのイベントに参加してきました


一つめが、先日このブログでもご案内しました、
「コミュニティデザインミーティング」

福島大学と東北大学のみなさんが集まり、
まちづくりについての活発な意見交換と、
実際に街を歩いての話し合いをしていました。


福島大学からは、「福島大学まちづくりサークル」
http://1st.geocities.jp/aka6na9/index.html

それから「福島大学学生ボランティアグループ Keys」のみなさん。


そして、「東北大学 都市・まちづくり研究会」
http://toshiken.web.fc2.com/の代表の方。

都市・まちづくり研究会では、桑折町でカフェを運営しているそうです。
「かふぇ&ぶっくす まゆたま」
http://bookcafemayutama.web.fc2.com/index.html



最近の大学生の活動は、「すごいね〜」というレベルを越えて、
実践的なものになっています。
デシャバリでも取材に行ったり、座談会でお話をしてもらったりなど、
連携していきたいと考えています。


また、ミーティングに参加している方に、
福島市でアート&デザイン事務所を立ち上げた、
アサノコウタさんもいらしてました。
「BHIS」http://www.bhis.jp/

3月21日から福島市「FUNABA CAFE」
で「コドモノエ」展覧会を開催するそうです
昨年「BHIS」を立ち上げたそうで、また福島に熱い人財が
アサノさんの活動、これから注目していきたいと思います


みなさん、都合が良ければ12日(金)のデシャバリ座談会に参加していただける、
とのことなので、楽しみに&熱く語り合いたいと思います


それから【FOR座REST】主催の、
「Hold the Clock:根の国のギャングたち」を鑑賞してきました。

FOR座RESTとは、
「ふくしま街づくり夢仕掛人塾4期生」でもある
聖光学院 阿部先生、
前回パネリストをしていただいた安斎果樹園の安斎さん、
ブログでお店紹介をしました「オプティカル・ヤブウチ」の薮内さん
らが主体となっているイベント製作の有志団体です。
http://www.ankaju.com/forzarest.html

家族や年配の方々、子どもさんが安心して音楽・芸術・講演に触れる機会を作り、
文化財の保護や環境、家族へのメッセージを伝えることを目的としています


そして今回FOR座RESTがお招きしたのが、
「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた、中馬 芳子さん。
その世界観、作り込み、とても素晴しいものでした
何よりもいろいろと考えさせられる舞台でした。

中馬さんをお招きするほど、熱く活動している「FOR座REST」。
その活動にも、デシャバリの会は注目していきたいと思います
| desyabari | 福島市内各地のまちづくり | 13:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
【飯野つるし雛祭り】に行ってきました!

3月2日(水)、飯野町で開催されている、
「つるし雛祭り」に行ってきました
6日(日)までの開催ということで、
まずはつるし雛と商店街の模様を掲載いたします

実際に見て感じたのは、つるし雛と商店街への愛情、
そして質の高さと自由でした

詳しくは次回以降に載せさせていただくので、
まずは模様をご覧ください

一見の価値はあります
そして飯野町商工会のみなさんの、あたたかさに触れることができます

こちらは商店街入口の旅館の中です。
宿泊しなくても、気軽に入ることができます


よく見ると、いろんな物がつるされています


うさぎ年ですね



数字はつるし雛マップと対応していて、
お店の中に入ることができます


つるし雛の核、であい館です。
この日はテレビ局の取材が入っていました




商店街には県内外からたくさんの人が訪れていました


自由なひな飾りです


和楽館のコーラス隊です


この土日予定がない方、ぜひぜひ飯野町に足を運んでいただいて、
つるし雛祭りをご覧になってくださいね

| desyabari | 福島市内各地のまちづくり | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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